「アニメを観るような感覚で遊べるRPGはないか」と探していると、必ず候補に挙がるのが『プリンセスコネクト!Re:Dive』です。Cygamesが手がけたアニメRPGで、2018年2月の配信から長く運営が続き、App Storeには23万件を超える評価が集まっています。ゲーム内にはWIT STUDIO制作のアニメーションが多数収録され、シナリオはフルボイスで70万字以上という分量。ただ、長寿タイトルだけに「今から始めて話についていけるのか」「毎日どれくらい触る必要があるのか」が気になるところです。この記事では、初めて触る人に向けて、世界観からバトル、育成、課金までを順番に整理していきます。
プリコネRはどんなゲーム?「観る」比重が大きいアニメRPG
本作を一言でいうと、アニメ作品としての密度をそのままスマホに詰め込んだRPGです。物語の要所ではアニメーションが流れ、その制作はWIT STUDIOが担当しています。テキストはフルボイスで70万字以上、メインシナリオを書いているのは作家の日日日さん、メインテーマの作曲は田中公平さん。名前を並べただけでも、力の入り方が伝わってきます。
舞台はアストルムという世界です。プレイヤーは記憶を失った状態で目覚め、そこで出会った少女たちと行動をともにしていきます。ペコリーヌ、コッコロ、キャルという3人が最初の仲間で、彼女たちとのやりとりが物語の入口になります。
登場するキャラクターは総勢50人以上。全員に固有のスキルと物語が用意されていて、育てるほど新しい一面が見えてくる構造になっています。戦うことよりも、キャラクターを知っていくことが遊びの中心にあるという点が、他のRPGとの大きな違いです。

バトルは「タップするだけ」で成立する
初めて触る人が気にするのが操作の難しさですが、本作はここが非常に易しく作られています。
戦闘はリアルタイムで進み、キャラクターは自動で前に出て攻撃を始めます。プレイヤーがやることは、画面下に溜まったゲージを見て、必殺技である「ユニオンバースト」を発動させるタイミングを選ぶことだけです。発動すると豪華なカットインアニメーションが入り、演出としても見応えがあります。
やることが少ないぶん、判断の中身は編成に寄っています。どのキャラクターを並べるか、誰に前を任せるか、回復役を入れるかどうか。ここを整えれば、指の速さに関係なく結果が変わります。
具体的な手順としては次の通りです。
1. 出撃前に5人のパーティを組む 2. 戦闘が始まると、キャラクターが自動で移動し攻撃を開始する 3. ゲージが溜まったキャラクターのアイコンが光る 4. 光ったアイコンをタップしてユニオンバーストを発動する 5. 敵を倒しきればクリア
オート機能も用意されているため、周回で作業感が出てきたら任せてしまって構いません。片手でも成立する操作量なので、移動中や休憩時間にも向いています。
最初の1週間でやること
長く運営されている作品なので、機能が多く最初は迷います。優先順位を絞っておきましょう。
1. メインストーリーを読み進める。 機能の多くは物語の進行に合わせて開放されます。まずはここを追いかけるのが最短です。アニメーションが挟まるので、読み物としての満足度も高い部分です。
2. 配布分でパーティを組む。 序盤に配られるキャラクターだけでも十分に戦えます。前で殴る役、後ろから攻撃する役、回復する役を揃えれば形になります。
3. 育成は5人に絞る。 編成できる人数が決まっているので、素材を分散させると全員が中途半端になります。まずは主力5人を決めて集中させてください。
4. 絆を上げる。 ともに冒険した時間が長いほど、キャラクターとの絆が深まります。絆が上がると特別な物語が読めるようになり、意外な一面が見られることもあります。
5. 気になったキャラクターの物語を読む。 効率だけを考えると寄り道ですが、本作の中心はここにあります。好きなキャラクターを見つけると、続ける理由が自然に生まれます。

育成でつまずかないための考え方
キャラクターが多いぶん、誰を育てるかで迷いやすい作品です。序盤の指針は明確にしておきましょう。
まず、役割で選ぶことです。強さの数値だけを見て並べると、前衛ばかり、あるいは攻撃役ばかりという偏った編成になりがちです。前で受け止める役、後ろから火力を出す役、回復や補助をする役という3種類を最低でも揃えてください。
次に、素材を集中させることです。育成には装備や強化素材が必要になりますが、これらは無限には手に入りません。主力5人を決めて、そこに優先的に回すほうが、全員に薄く配るより早く前に進めます。
そして、好きなキャラクターを主力にしていいということも覚えておいてください。本作は対人での勝ち負けを競う場面が中心ではないため、最適解だけを追う必要がありません。愛着のあるキャラクターを育てたほうが、絆を上げる行動も自然に続きます。
アニメーションを楽しむための環境
本作の魅力の大半は映像と音声に乗っています。せっかくなら、それを損なわない環境で遊びたいところです。
容量はApp Storeの表記で約298MBと、アニメーションを多数収録している作品としては軽い部類です。対応OSはiOS13.0以上と幅広く、少し前の端末でも動く設計になっています。
音声はフルボイスなので、可能ならイヤホンを使うのがおすすめです。特に物語の要所で流れるアニメーションは、音があるかないかで印象がまるで変わります。通勤中で音を出せない場合は、その部分だけ帰宅後に見返すという遊び方もできます。

1日の遊び方の目安
スタミナに相当する行動力があるタイプの作品なので、遊べる量には日ごとの上限があります。これは裏を返せば、際限なく時間を吸われないということでもあります。
忙しい日は5分から10分。 溜まった行動力を使って周回を回し、報酬だけ回収して終わります。オートに任せておけば、画面を見続ける必要もありません。
時間が取れる日は物語を読む。 アニメーションが挟まる場面は、腰を据えて観たほうが満足度が高くなります。まとめて数話進めると、キャラクターの関係が見えてきて一気に面白くなります。
週末は育成をまとめて。 素材集めと強化は作業量が多いので、時間のあるときに一気に片付けるのが効率的です。主力5人の底上げが終わると、次の章がぐっと進めやすくなります。
このリズムを作っておけば、忙しい時期に置いていかれる感覚を持たずに続けられます。
つまずいたときに見直す3つの場所
進めていて急に勝てなくなったときは、次の順で確認すると原因が見つかります。
編成の役割が偏っていないか。 攻撃役ばかりで回復役がいないと、少し強い相手で崩れます。逆に守りに寄せすぎると敵を倒しきれません。前・後・支援の3種類が入っているかをまず見てください。
必殺技を撃つタイミングを逃していないか。 ゲージが溜まったまま放置すると、その間の火力が丸ごと失われます。光ったらすぐ押すくらいの感覚で構いません。
育成が分散していないか。 全員を少しずつ育てていると、どの場面でも力不足になります。主力を絞り直して素材を集中させれば、同じ手持ちでも突破できることが多くあります。
こんな人におすすめ
- アニメを観るような感覚でRPGを遊びたい
- 操作が簡単な作品を探している
- キャラクターの物語をじっくり読みたい
- 声優の演技を含めて作品を楽しみたい
- 短時間で区切って遊べるものが欲しい
指を動かし続ける手応えや、対人戦での勝ち負けを主目的にしている場合は、アクション寄りの作品を探したほうが早く満足に届きます。
途中から始めても大丈夫な理由
配信から年数が経った作品を始めるとき、最大の不安は「もう追いつけないのでは」という点です。本作については、その心配は小さめです。
理由の第一に、物語が最初の章から順に読める形式であることが挙げられます。追加されてきたぶんがすべて手元にあるので、後から始めた人ほど一度に読める分量が多くなります。
第二に、序盤の進行が長期プレイヤーとの比較で評価される場面がないことです。自分のパーティを育てて自分の章を進めるという構造なので、周囲の進度が気になりません。
第三に、長期運営のタイトルは新規向けの支援が整っている傾向があります。始めたばかりの時期に受け取れる配布や、進行を助ける仕組みが用意されているため、ゼロから積み上げる負担は配信当初より軽くなっています。
おすすめの課金アイテム・パッケージ
無料のまま物語を読み進められる作品ですが、効率を上げたい場合の考え方をまとめておきます。
- 最初の支払いを一番おいしい枠に使う:初回だけ倍率がかかる商品が置かれていることがあり、同じ金額でも手に入る量が変わります。使うと決めたなら、そこから始めるのが無駄がありません
- 毎日配られる形の商品を優先する:期間を通して受け取れるタイプは、日数で割ると単価が最も低くなります。腰を据えて遊ぶつもりなら、まとめ買いより先に確認してください
- 足りないのが素材なら素材へ:手持ちは十分なのに強化が止まる、という時期が必ず来ます。そこで引き直すより、素材のセットに回したほうが前に進みます
- 節目の時期を狙う:周年や大きな更新に合わせて内容が厚くなることがあります。急がないなら、そのタイミングまで置いておくのが得です
課金は物語を読む条件ではなく、戦力を整える速度を上げる手段です。まずは配布分で数章進めてから、続けたいと感じた段階で判断すれば十分です。
よくある質問
Q. アニメ版を観ていないと物語がわかりませんか? わからないということはありません。ゲーム側で最初から物語が始まる形なので、予備知識なしで入れます。むしろゲームを進めてからアニメを観ると、知っているキャラクターが動く楽しさが加わります。
Q. 操作が忙しいゲームは苦手なのですが大丈夫ですか? 大丈夫です。キャラクターは自動で動き、プレイヤーが操作するのは必殺技を出すタイミングだけです。オート機能もあるため、手を離していても戦闘は進みます。
Q. 毎日どのくらいの時間が必要ですか? 短く区切れる構成なので、日によって濃淡をつけられます。物語をまとめて読みたい日は長めに、忙しい日は軽く触るだけ、という使い分けが可能です。
Q. 容量と対応端末を教えてください。 App Storeの表記は約298MB、対応OSはiOS13.0以上です。アニメーションを多数収録している割に軽く、少し前の端末でも動作する設計になっています。
Q. キャラクターが多すぎて覚えられるか不安です。 最初から全員を把握する必要はありません。序盤は配布されるキャラクターだけで進み、物語の中で出会った順に覚えていけば十分です。気に入ったキャラクターが見つかったら、その子の絆を優先して上げていくと自然と愛着が深まります。
まとめ
『プリンセスコネクト!Re:Dive』は、アニメーションとフルボイスのシナリオを軸に据えたRPGです。バトルはタップだけで成立する軽さで、判断の中心は編成と育成に置かれています。操作の忙しさが理由でRPGを避けてきた人にも入りやすい作りです。
始めるときにやることは、メインストーリーを追うこと、配布分で役割の揃ったパーティを組むこと、主力5人に素材を集中させること。この3つを押さえれば序盤で行き詰まる場面はほとんどありません。あとは気になったキャラクターの物語を読み、絆を深めていくだけです。
配信から年数が経っていますが、後から始める人が不利になる構造ではなく、蓄積された物語をまとめて味わえるという利点のほうが大きい作品です。アニメを観る感覚でRPGを楽しみたい人は、まず最初の章まで触れてみてください。
